2014年12月9日火曜日

延長線

今日は東京。日帰りで帰る予定でしたが、急遽、明日も仕事が決まったので一泊することに。

年末の流れから予測すると、2015年は新しい分野への挑戦が増えそうです。今日も明日も企業の方と打ち合わせやお仕事の機会があります。私にとっては新天地。緊張するかと思いましたがそれはそれは楽しくて仕方がないんです。なぜなら今までやってきたことがすべて役立っているのを確認できた。特にカウンセリングをやってきたのが大きかったですね。

の良い友達にもあまり知られていませんが、私の3年前はドン底だったのです。原因不明の過呼吸でなにもかも手につかず、両親が心配してカウンセラーの先生をつけてくれたんですけど、よくなる感じがまったくしない。一時は社会復帰なんて一生無理かもしれないと感じる日々で、先生にお願いするのをやめてしまいました。それでも希望を信じて自分で治すしかないと決めて心理学の勉強をはじめ、何度も何度も納得するまで突き詰めてそれで、半年ぐらいで状態は良くなったんですね。だけどここからどうやって社会復帰すればいいんだろう...って次はなるわけですよ。目の前にあるカウンセラーをやるしかなかったからまず営業をはじめまして。最初の半年はまったく仕事にならず。カウンセリングのクオリティに自信があったわけでもなく鳴かず飛ばず。あれは2012年かな、きつかったー。鳴かず飛ばず時代があったおかげで営業とプレゼンはめちゃくちゃ研究しましたね。どんな言葉をどんなタイミングで使えば人の気持ちが動くかなとか、0コンマ何秒の世界ですよ。まあ、まだまだやりますが、前よりはちょっとだけ進歩しました。やはり、失敗に失敗を重ねて苦労に直面しながら生み出したものは永遠です。

鳴かず飛ばずの2012年。あのころは、今日という日の延長線上になにがあるかなんてわかりませんでしたが、2015年に差し掛かるころには「企業」にぶつかるわけです。追い求めていた1対1のカウンセリングセッションが膨らみ、人の成長のように、おおきくなった。

「対個人」の仕事と「対企業」の仕事、両方に向きあってみると、カウンセリングのクライアントであろうと企業のクライアントであろうと原理原則は変わらなかった。散らばっていてまとまりはないけれど、なにか良くなりたい想いを「これでしょ」って提示してあげるのが役割。出来れば「これでしょ」は私側が言いだすのではなくてご本人に気づいてもらう。その状況を演出できたら、なお良い。

立ち位置がかわると今度は企業を相手にされている先輩方がどんな仕事をしているのか気になるわけです。これから先、参考にしたいのは、佐藤可士和さん。佐藤可士和さんはカウンセラーじゃないけれど、あれだけ有数な日本の企業のお仕事をされていらっしゃる方なので、カウンセラーの資質も兼ね備えている方だと勝手に解釈しました。さっき言った「これでしょ」をデザインで表現して提示されるのかと考えると職種は違えど根幹にあるものは同じだろうな.... 本を読んで勉強しよう。

そんなこんなで、波乱に満ちた日々でしたが、希望を持ちつづけたらなんとかなるものでした。2015年に差し掛かりそうな今日という日の延長線上になにが待っているのでしょうか。暫くは「企業」という人間とカウンセラー的視点でお付き合いしていくのがたのしみです。


これから新規クライアントちゃんに会うんだ。久しぶりに帰ってきました、シェラトンで。シェラトンの空間もスタッフさんもやさして大好きです。






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