2016年5月10日火曜日

なぜ読書が大切なのか?

 昔は本を読むのが嫌いだった。


「本を読みなさい!勉強しなさい!」


子供の頃、母親に言われ続けて、どうしてそれが自分の人生に必要なのか分からなかった。学校は適当に通えば卒業できると舐めていたので勉強が必要だという認識がなかった。そこまで言う理由を教えてと何度も聞いたけど納得も理解もできなかったので嫌いになった。

多分、本を読むのが大切だと人に教えて説得力を持てる大人は少ないんだと思う。本を読んで知識を血肉にして実際に自分が本に助けられたり困ったときに活用してきた経験がある人ならどれだけ重要なのか痛いほどわかる。人生を変えてくれた一冊は数え切れないほどある。でもそうじゃなかった場合、悩むことも自分で意思決定をすることもしなくてもいいような環境を選択していた場合、本はあまり必要にならない。だから本を読む人と読まない人の差は日本人でも大きい。

それからずっと本嫌いだったけど20歳の頃から認識が変わってきた。そのころ、憧れの有名アーティストがいた。将来はあの人のように感性が磨かれている大人になりたいと思った。今は自分が一方的に尊敬しているけどいつかは対等に話せるようになったり逆にそういう人からも尊敬されるぐらいの人間になれたらいいなと密かに目標を立てていた。その人が「知らないって人前で言うのが恥ずかしいんだ」と言っていたのを人づてに聞いて、なるほど、あの人はそういう意識で物事を考えているんだと知らず知らずのうちに物真似するようになっていった。

付き合う人を積極的に選ぶようにしたのも、20代前半で、付き合う人達は全員歳上でレベルが高すぎて友達になっても会話中に知らない言葉がいっぱい出てきた。一緒に過ごす時間、私が提供できる価値といえば、若さと笑顔と元気ぐらいだったので将来を考えるとこれだけじゃダメだと思った。自分が変わらないと手に負えなかった。「知らないって人前で言うのが恥ずかしい」を思い出して、知らない話が出ればすぐに質問してネットで調べてもっと追求したければ本を読むようになっていった。

知識が蓄積されて血肉になりはじめたから分かってきたんだけど、本を読む(もしくは使える情報を集める)と世界にどんなものがあるのかを知ることが出来る。自分が何を知っていて何を知らないのかも分かる。最近、自分のなかで考えているのは読書量と年収は比例するんじゃないかという仮説。年収が高い人は稼ぐ額が大きい人。どうやってお金を稼いでいるのかといえば、誰かの問題を解決することや、人の役に立つことをいっぱいして稼いでいる。では、みんなは何に困っているの?どんなことに喜びを感じるの?と考えたときに、読んできた本が多いほど世界を知っているからアイディアが豊富でどんな人にも対応できるようなアプローチがいくらでも思いつく。読書量と経験が一定量を超えてくると換金のタイミングがくる....というより、ニュアンスとしては周囲が換金を迫るぐらいの状況になる感じがしますね。それだけの知識があれば、誰かの役に立てる人物になっているはずだから。本を読めば稼げるなんてダイレクトに言っている人はあまりいないけど、本を読めば自分の知識と言葉が増えるから話の内容が面白くなり、なおかつ疑問をどこまでも調べる人は問題が起きたときの処理能力も高いから、お金払ってでも話を聞きたいぐらいの信用と価値のある人に変身するんじゃないかなと。

量をこなすと知識と知識が繋がってひとつの点になる瞬間、ズバっと突き刺すようなシンプルな回答を出せる瞬間があります。読書をはじめた頃はカオスでした。どこにたどり着くのか分からなかったけどひたすら情報を集めたり本を読んだら、知識は意図的にまとめようとするんじゃなくて一定量を超えてくるとまとまるようになっているんだと気付くようになりました。

興味がある方は「換金キター!」のタイミングが来るまでひたすら読書量を増やしてみてください。ぜひ自分の言葉にして血肉にしてみてください。

「換金キター!」は私の予想だと、段階を踏んで何度もやってきます。一度きりとは言わずさらに読書量を増やしておおきく換金してみてください。


私もさらに積み上げます。























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